福岡ふらり旅 (長文です)
ふぃ~、疲れた・・・
今日は福岡へ行ってきた多摩フラハティです。
なぜに福岡へふらりバスの旅をしたかというと、
福岡市立美術館でやっている
『アール・デコ展』
に行くためでした。
アール・デコというのは、
19世紀末に流行した装飾芸術振興運動『アール・ヌーヴォー』を引継ぎ、
1920年代~30年代にかけ世界を席巻したもの。
近代的な機能主義に還元されない「装飾芸術」最後の展開と言われる。
絵画から大衆文化まで余すことなく多岐にわたっている。
(のちに、大量生産大量消費の時代が来て、廉価な素材で
そのゴージャスさを作るようになるようです)
いやー、でもすごかった。
カルティエのブローチとかシャネルのイブニング・ドレス
などがありました。
模様なんかは、直線を主として描かれたものが多かったんですが、
いまいち私の少ないボキャブラリーでは表現しきれません。
ていうか、様式だけを共有して、いろんな作品があったので、
コレ!という表現ができないんです・・・
一つ言えるのは、この頃のデザインは今もずーっと
引き継がれているものばかりだということかな?
書くには表現しにくいのでいくつか作品を。
こんな感じです。
ちなみに、<左上 : 1925年パリ、アール・デコ博のポスター>
<右上 : 1927年 The Girl in Green(絵画)>
<左下 : 1922年家具用布地>
※直接原物撮ったのではなく、私が買ったポストカードより。
絵はほとんどなく、家具やガラス食器、ティーセット、机、椅子なんかでした。
N.Y.のエンパイアステイトビルのてっぺんらへんの
あの扇っぽい模様もアール・デコらしいです。
ミート・スライサーやラジオ、カメラなんて物もありました。
個人的には食器、机、箪笥が気になりました。
ガラス食器に12星座が吹き付けで描いてあったり、ティーセットが銀と象牙でできてたり。
結果、ファッション系がお好きな方はかなりおもしろいと思います。
美術館か?というくらいうるさかったのが、ちょいとイライラしましたが。
監視の人も注意しない・・・凹
老若男女いっぱいいて、みんなドレスとか(主に現代高級ブランドと言われているもの)を見て、
「うわー、シャネルだってー」「カルティエだってー」とはしゃいでたり、爆笑したりしてました。
なぜか、若いカッポーも多かった。CMで「ブランド~~」とか言ってるからだろうな・・・
知らないおばあちゃんが途中のソファーで横になって爆睡してまして、私が出る頃、口のよだれを拭き拭き歩いてきましたが・・・
退屈な人には退屈なようです。
作品の中に「犬のブリスケの物語」の装丁というのがあったんですけど、
「ブリスケ・・・」て一体??? 日本人だと「鰤助」でしょうか?